2011年10月10日

先輩信者のご逝去に思う不思議な出来事

この老人は、生れながらに脳性麻痺の息子を介護施設に入れて、男性一人で、96歳のご逝去まで、その子供の介護をしながら強い信仰を保ち、最後まで子供の行く末を案じて生き抜いたご仁です。

妻とは、そのお子さんが生まれてすぐ離婚したと言われます。

戦争で徴兵されて、東南アジアに派兵され、今のミヤンマーで敗戦を迎えるまで、その前3ヶ月も雨期を含む逃亡の日々を送り、食料は勿論、軍服も朽ち果て、フンドシ一つで死線をさ迷いながら生き延びた、そんな強烈な経験を持つ硬骨な人でした。

私しとは、この10年信者仲間の付き合いですが、戦争の影響からか、徐々に足に原因不明の障害が現れ、この2年ほど体調が優れずにいましたが、昨年一時意識を失うなどの事態もあり、又、息子さんも危篤の時期があったりで、目の離せない日が続いていました。

そんな中で、この2週間前に意識不明で倒れていたところを、偶然に訪ねてきた姪御さんが、病院に緊急入院をさせましたが、以後眠り続け、病院も打つ手のないと言われた様態でした。
亡くなる7日前の見舞の日ですが、何時も眠っていて話もできない状態の彼に、私がお祈りをして帰ろうとした時に、その目を開け笑顔で私の名を呼んだのです。

そして、早く家に帰してくれと懇願さたのです。それははっきりした意思の表明でした。
其ん彼に、出来るだけのことをすると約束して、帰ろうとした時、更に、30年も本人と会っていない妹さんに合うことが出たのです。

妹さんは、本人とその息子さんの葬儀を心配し心を痛めていました。

私は、葬儀も確り行うことを約束して帰りました。

それから2日後(死亡の5日前)、姪御さんと連絡を取り、病院に行きましたが、其の時は意識も正常に近く、息子のことを気にして、直ぐに自宅に帰してくれと強く訴えられ、姪御さんが既に手配済みであることを説明して、何とか窮地を凌いで返ってきました。

そして3日前、念願の病院からの帰宅を喜ぶ彼は、言葉使いも普通に近い状態で、妹さんに色々の話をしたそうです。其の翌日です。ヘルパーさんが朝訪れた時には、本人は死亡していました。

この間入信から死亡まで2週間の出来事です。関係の誰しもが、この急逝は考えられないことでした。
生前本人は私に、彼の経済状況から、葬儀を、式典無しの、直葬で頼まれていました。

しかし私達信者仲間は、真の仏教を守り抜いた信心強固の先輩の為に、私が喪主となり、業者の強力と日取りの良さも幸いして、今日の荼毘式まで、全て式典を正式に済ませて、成仏をさせることができました。
妹さんと姪御さんは、今まで親交の無かった、普通では他人同様の兄に、年金の中で、直葬と納骨そして永代供養までの経費を支払われ、心より安堵された様子でした。

世の中の出会いの不思議、そして、臨終時の奇跡と言える出来事を、改めて体験させられた先輩信者のご逝去でした。

                              
                           仏教の信仰と成仏
ラベル:逝去 直葬 仏教
posted by 猪僧老 at 21:15| Comment(0) | 仏教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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