2013年01月22日

エンディングノートの活用法とカウントダウン高齢期の身辺整理

昨今はご自分の生前の意思を他に伝えるものとして、「エンディングノート」と呼ばれる記録簿が話題となり流行っているようです。

確かに、私もカウントダウン期を迎えて、そろそろ、その必要性を思い、色々と調べてみてみました。

その中には、ご自分に関する、氏名、住所、電話番号、掲載電話番号、等などの基本情報とその所持する、預貯金、資産、保険、借入金、カード、PC、家族、親族、知人友人一覧、
疾患歴、持病、常用薬、介護、葬儀、告知や延命、ペット、墓地、遺言、に関する事項や要望など、が網羅されています。

これらは、遺族などに対する自分が痴呆などの脳障害になった時、死に際した時、死んだ後の、関係者に、自分の管理物と要望などを他に伝える簡便な「伝言書」であり、その時の法的事務の手配に役立つ手助けとなる情報集が、「エンディングノート」と言えます。

ただ、私がこの活用を考えるに、これらの記録時期が何時かで、その内容も要望も、またその記録が出来なくなることなども考えますと、元気でいる時となります。

この元気で在る時は、中々「エンディングノート」を書く気にはなりませんし、また、その内容も変化しますので、悩ましいものがあります。

また「エンディングノート」は定形型が多く、資産が多い人などは、唯記録するだけでは不十分で、その書類の在り場や、ものによってはその経緯など法的に必要も起りますし、預貯金などの引き落としでは、謄本などが必要になりますので、むしろ、例えばご自分んの基本情報は、「健康保険」、資産は、金目の張る物、そして、明確な物の「現金、登記簿、証券、通帳、債券、貸借書、貴金属品、芸術品」、負債は、其証明となる「借用書控え」、親族と知人は、「年賀はがき、サークルなどの名簿」等を、生前で元気な時に、分類整理し其の置き場所を一覧にしておくべきと考えます。

この中で一番面等で悩むのが、争いの元となる遺産相続です。

エンディングノートにも在りますが、家系図(一覧表)で、資産がある方は、遺言書で纏めるとことが最良と思います。(相続人がいない場合は、国庫の資産となります)

ただし、其の遺産額が基礎控除額を超えた分に相続税がかかります。

また、多額な相続額によっては、事前に弁護士や税理士の相談が必要になります。

先ずは、お近くのNPOの相続無料相談センターを使うのが賢い手です。

介護の要望などは、日頃から家族などの身近な者や、日常お世話になっている方、民生委員の方にお話ししておきます。

介護については、その症状の軽重で、家族の意思、施設や費用などが関わってきますので、自分の要望をエンディングノートに書いても、制限が多くありますので疑問があります。

葬儀ですが、宗派を持つ人と無宗派では異なりますが、共通して考えて決めることに、1.葬儀の参加人数です。先ずこれをご自分で決めることです。次に2.その予算費用です。

その人数と予算で葬儀の方式が、直葬(火葬のみ)、直葬(火葬に葬儀場)、家族葬(家族のみ、と特別縁故者のみ)、一般葬儀(通夜・告別式・火葬・法要)、ほぼ決まります。

それに、火葬場の費用(地域と場所で異なる)、これに宗派で異なりますが、式典を行う場合の、寺院手配とお布施と戒名料が必要です。

尚、無宗教の方であれば、式典も戒名も必要ありませんので、直葬のみでよいでしょう。

故に「エンディングノート」には、参列人数と予算を決めて、式典の「遺影写真」を作り、喪主にこれら記載の要点を伝えておくことです。

葬儀の参加者は、親族と知人は、「年賀はがき、サークルなどの名簿」と「地域縁者」から生前に選出しておくことです。

「お墓」は、納骨をするかで決まりますし、伝来のお墓があるなら納骨の旨を伝えて決めておきます。

お墓がない場合は、「散骨葬」も検討してはと思います。

また、諸宗派は、共同墓地を持つところが多いので、そちらの「納骨」と「永代供養」をお願いすることです。

ただ、ここで注意する点は、無宗教の人が、其お願いした場所(宗派)の物理的な信者として、檀家となり供養されることです。

葬儀やお墓は、親族が絡み、家族のみで決まらぬこともありますので、可能な限り早めにその関係に了承を取っておくことが後のためです。

最後の「遺書」の項ですが、これは、公証役場の法的な手続きが必要ですので(
遺言者と証人2人の立会いの場で、遺言者が口述した内容を 公証人が筆記して遺言書を作成します)「エンディングノート」は、実質的に不向きと考えます。

等、大まかに「エンディングノート」について述べさせていただきましたが、その活用については、個人的に多様な記録や管理となりますので、今の時代では、パソコンやフェースブックなどの利用できる方は、都度の時間で、自分歴と先の資料分類や整理場所などの一覧表などのご自分の「エンディングノート」を、ご自分が利用の媒体(表、パソコン・スマートホンなど内)に残し、後の関係者が分かるようにしておくことが実用的で、且つ利便性があると考えます。

ただし、高齢で身内の無い方やこれらの整理が面倒な状態の高齢者の方は、簡便に簡潔な方法として、身の回りの相続物の物品の整理と、その必要事項の要点を書いた「ノート」は、是非とも必要です。

出来れば、それを活かして「遺言書」の作成になれば、最善でしょう。


posted by 猪僧老 at 14:09| 高齢日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする