米国の、この様な戦略的経済外交展開を進める中で、日本は、米国の虎の威を借りて、
日本国軍を作ろうとする策略は、今の世界の平和戦略の流れを、阻害する原因となって
いることも気付かずで、信じられない政府の姿です.
「火力」や[虎の威]を借りなくても、平和憲法を掲げ「信念と胆力」で外交する
意思が見えないのが残念でならない。
今までの外交は、安保の傘の基での経済力で、常識的外交をし、60年の長い間
その平和の歴史を進めていますが、その間も、朝鮮事変やオイルショック、米国との
経済摩擦など、際どい難局が数度襲ってきましたが、それを乗り越えている。
それは戦火の悲惨が、日本に及ばなかったからである。
しかし、その戦争のおかげで、日本経済は大きく拡大する恩恵にあずかった。
この間の外交は、経済力の外交が主で、胆力の「不戦平和外交」は、少なくても、
国民が認知できる「胆力平和外交」は、殆ど行われていません。
今回のアジア危機は、阿部内閣の国策が、近隣国にその緊張を作る口実を与え、
これを中国や韓国が、巧みに利用していると言えます。
阿部内閣は、軟弱な国民の平和志向を利用して、今回の「平和憲法」を正当化
しようとすることは、今や明白でありますが、その前に、先ず政府がやることは、
「平和憲法」の力を、政府の「信念と胆力」に変えて、「平和日本」の真意を、
積極的に国際社会へ発信して、世界平和の支援基盤を高める実績を示して欲しい。
つづく