2014年12月26日

特別養護老人ホームに老婆を訪ねて

隣町の特老ホームに入居していて、車いすの生活をしている法華経のご信者の老婆がいる
のですが、毎月その様子と、ご一緒に御法様にお看経(お参り)をするために、訪問している
のですが、今日は少し寒いながら天気がよく、お看経をした後、昼食の前に外に散歩に出かけ
ました。

太陽の日が何時もより温かく感じましたが、師足ともなると矢張り外は冷たい風が吹いて、
老婆には、上っ張りとひざ掛けをしてきた事が良かったようだ。

車を止めて、耳が遠くなった老婆に、困っている事は無いかと尋ねると、何も無いと言います。
息子さんとは、たまに会っていますかと尋ねると、全く会っていないと言います。
身体の悪いところで気に成るところは無いですか。と問いますと、お陰さまで何もありません。
と言います。
家族の誰にも会えず、寂しくないですか。と尋ねると、寂しくないと言います。
もう正月なので、来年は幾つに成るのですかと尋ねると、分かりませんと言います。
では、生年月日は何日ですかと尋ねると、暫く考えていましたが、大正11年との返事があり
月日は覚えていないと言います。

大正11年とは、今93歳と言う事で、長く知人であるのに歳は聞かずにいましたので、未だ、
80代と思っていましたので、いささか驚かされました。

施設には、その資料はあるのですが、個人保護法から閲覧はできないので、その年が正確か
どうかは分かりませんが、子供にも見放されて、何時他界するか分からない状態ですので、
もしもの時の他への連絡や、訃報等に、正確な年齢は必要となります。

長男が近くに居るのですが、全く接触が無く、連絡もしても返事が無い状態で、今何事も無い
状態が、少しでも長く続いて欲しいと願うばかりです。

ただ、一人で特老ホームで生活していて、欲も無く、家族にも会わずに、何も考えずに淡々と
人生を過ごしている姿を見ますと、これもまた幸せの在り方と感じた次第です。




posted by 猪僧老 at 19:35| 東京 ☀| 人生ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする